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椈里(ぶなさと)島牧について
波多野農園と塩について
空気について
椈里(ぶなさと)島牧について
「椈里(ぶなさと)」って何だろう、と皆さんお思いかもしれません。
北海道で ブナの原生林といえば、「黒松内ブナセンター」がある、黒松内町が有名ですね。
黒松内町は 100ha程のブナ天然林の周りを 市街地、農地が取り巻いています。市街地とブナ原生林・歌才ブナ林が近いこともあり、町民にも身近な森として息づいています。
ところが、島牧のブナ林は 黒松内よりも広く、狩場山系に広がるブナ原生林の面積は10,700haで日本最大級なんです。
ブナの生育分布は九州以北ですが、北限はこの渡島半島の付け根、狩場山麓です。正確に言えば「北限は寿都町」という説もありますが..... この原生林は寿都と島牧にまたがった林ですからね....。
島牧村では、ブナは薪の資源として 昔はニシン加工に その後も家庭の薪として利用されてきました。
当農園の水源は 島牧のブナ林を水源とした沢水です。
私の 小さな沢(新甫川)は国有林から海に直接流れる 小さいながら単独の独立河川です。
田んぼ、アスパラは 一部離れた箇所は 「賀老の滝」からの 千走川からです。 双方ともブナ林が 水源です。
運よく、人為的排水が一切入らない、貴重なブナ林の水を使わせていただいている訳です。貴重な自然の恵みです。
私のお米は「椈里(ぶなさと)の俵米」と名付けております。
....「椈」が読めない方もいらっしゃいますね。
ブナ....漢字はいくつもありますが、多く使われている漢字は「橅」です。
これはブナが製材などに適していないことから 「価値が無い」との意味を含む、やや残念な印象の漢字ですね。
これに対抗して お隣の黒松内町では「木偏 に貴」の造語で「ブナ」と読ませています。それも悪くはありませんね。
一方「「椈」の漢字は 東北地方の地名などに残っているようです。
草冠にすると「菊」 「木編に菊」日本を象徴する意味が含まれているかもしれません。
話は飛びますが 私は縄文文化に深い関心を持っているのです。
自然に融和し、一万年もの永い間平和な生活を築いた縄文文化は、このブナ林の恵みを大きな糧としてたようです。
東日本では その実が「そばの実」に似ていることから「ブナソバ」とも呼ばれ 掬い集め 食料にしたのかもしれません。....縄文の昔を色々と想像してしまいます。
縄文人の生活感が出ている感じがするので 「椈里(ぶなさと)」が気にいっているのです。
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波多野農園と塩について
(写真は、海塩を釜炊きしている様子)
今波多野農園では 塩づくりもしています。
すでに販売許可もとっています。
細かい準備がまだあるので、皆様にお見せできないのが残念です....。
なぜ農家が塩づくりを!と皆さん思われるかもしれません。
40年ほど前 福島正信さんの「わら1本の革命」という本を読みました。
とても有名な 自然農法の本ですね。大変衝撃を受けました。
その頃は 高度成長期のマイナス面が明らかになってきたところで、有吉佐和子さんの「複合汚染」などを読んで、現代社会への疑問が色々湧きあがっているころでした。
… 33歳の時 福岡さんの言う「自然を生かした農業」を実践したいという思いから脱サラ。 2年ほど東北を中心に活動の場を探し 海と山に挟まれた漁村 島牧に辿り着きました。
まるっきりの素人で 小面積の農廃地を借り 少しずつ経験を積み重ねました。
その後 大分県の赤峰勝人さんに出会いました。著書「人参から宇宙へ」では病と食べ物の関係、循環農法についてふれられており、私はさまざまに心を動かされ、日々の農作業の指針とさせてもらっています。
赤峰さんの著書や講演の中では しばしば「塩」が登場します。
現代の医療では悪者にされがちな塩ですが、ミネラルのない食塩ではなく、海塩が大事なのだと、たびたび聞きました。
そのことを念頭に置きながら、冬季間の暖房を利用し 何年も何年も、島牧の海の水を釜で炊いては、塩づくりをしているのです。
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空気について
地球上 何処にでもある空気です。
でも その空気....中でも酸素の大切さが、私にはひしひしと感じられ、「酸素」の話をしたい!「空気」の話をしたい!と思ってきました。
「東京に空がないといふ 本当の空が見たいといふ」
高村光太郎の詩「智恵子抄」ですね。
私は元自衛官で、昭和44年 海上自衛隊八戸基地から飛び立ち 対潜水艦飛行機上から東京を見ました。
南下している千葉上空から 地上に雲の塊が見えました。
晴天の中でも 京浜地区は光化学スモッグに覆われています。
現在中国の各地で 大気汚染が問題になっていますが 50年ほど前の東京もでした。
「日本の首都 華やかな東京の人々が この中で暮らしているんだな〜」などと思っていました。
そのときふと、コロンビアローズの 昭和39年大ヒット曲「智恵子抄」が頭によぎりました。
東京の空灰色の空
本当の空がみたいという
拗ねてあまえた智恵子
智恵子の声が〜 (この曲です↓)
昭和44年ですら、今から50年前ですが、高村光太郎が「智恵子抄」を書いた昭和初期はどうだったか.....疑問に思って検索してみると
この頃すでに 公害の影響は出始めていたようです。
病弱だった 智恵子さんには敏感になっていたのでしょう。度々福島の実家に戻っていたようで、故郷の景色、空気で活気を取り戻せていたようです。
東京の空と、智恵子抄からずいぶん話が飛んだように思うでしょう?
でもね、これは大事なことなんです。
空気があるのは当たり前、とみんな思っていますけど、全然当たり前じゃありません。
海上自衛隊での消火訓練を思い出します。
火が燃えるには酸素が消費されます。
潜水艦内は狭いですから 消化に手間取ると酸欠で死にます。
ですから手に負えなくなると 逆に火災現場を密閉します。
すると 火災も酸欠で鎮火します。
でも 致命的な場所も在りますから 極力消火します。
ドンナに お金があっても、食べ物があっても酸素が無くなれば 5分で死にます。
現在の行き過ぎた資本主義、民主主義、ムダが世の中の経済を回している事に疑問を感じ、本来大事なもの....その価値を、溢れる情報の中から見つけていきたいと思っています。
その意味で、人・いや生物にとって 最も大切なのは空気(酸素)、動物にとっては 体液(塩) 日本人にとっての食べ物(玄米)を特に重要と感じています。
その酸素の大きな供給源として、地球温暖化の切り札として 森林が見直されていますね。
森の中でもブナ森の 森林浴が 気持ちが良いです。
島牧村には 広いブナ林があります。この空気をお届けすることはできませんから、せめて雰囲気だけでも お届けできればいいなと思います。
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